「ひょっとしたら、夫は大人の発達障害かもしれない」
そう思った時にどうすればよいのでしょうか?
この記事を読んで、あなたが次に何をすればよいのかの参考になさってもらえればと思います。
夫は大人の発達障害?家族はどうしたらいい?
- 大人の発達障害について理解を深める。
- 大人の発達障害 家族 相談 でネット検索をしてみる。
- 自分の住む自治体や保健所などの相談窓口に連絡してみる。
私はこんな流れで、相談にのってもらいました。
結婚した当初からの違和感をたびたび感じながらも「性格だから仕方ない」と思って受け入れてきました。
テレビで発達障害のことを知り「旦那は発達障害じゃないかな?」なんて、職場の仲間に冗談で言っていたのです。
そこから数年経つと、本当に夫のことが嫌で嫌で仕方がなくなってしまいました。
夫の悩みを相談していた友人から「カサンドラ」ってやつじゃない?と言われて、初めて読んだ本はこれです。
カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら
読んでみて「確かに私はカサンドラだ」と確証を得たのでした。
そして、そこから真剣に発達障害について調べるようになったのです。
1大人の発達障害について理解を深める
精神科関係のお医者様が書いた情報は信憑性があるのですが、ネット上の情報は断片的に書いてあるものが多く、また情報の内容が疑わしいこともあるので本は1冊必ず読んでほしいです。
紙の書籍で出版されているのは信憑性が高く、また体系的に学べるので、理解が進みやすいと思います。。
私がお勧めしたいのはこちらです。
大人の発達障害 生きづらさの理解と対処
イラストも多く、ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LDといった大きな枠だけでなく、二次障害のようなものも記載されています。
二次障害についても学んでおくと、パートナーがどういうところでつまずくのかがわかりやすくなると思います。
発達障害というものは症状が人により全然違うので、これをすればいいという明確な対処法はないのです。
でもこの本は二次障害まで書かれているので、パートナーにどういう傾向が出ているのかわかりやすいと感じました。
対処法を考えるのに、とても役立ちました。
書籍よりもマンガで学びたい方は「野波ツナ」先生の書かれたものをお勧めします。
野波先生もカサンドラで苦しまれ、カサンドラ向けの講演もされていらっしゃいます。
私はマンガは拝見していませんが、講演は聞かせて頂きました。
長年ご主人と向き合っていらっしゃったので、参考になると思いますよ。
2大人の発達障害 家族 相談 でネット検索
ネットで検索すると最寄りの相談窓口を見つけられると思います。
私の場合は県の施設でした。(地方在住です)
そこに電話をかけてみました。
その頃の私は夫をどうやって受診させるかについて悩んでいたのですが…
夫本人が全く困っていない場合は良くない状況になることがあると伝えられました。
結局、「私自身がどういう考え方をすればいいのか?」というお話しと、ごく初歩的な対処方法のヒントを与えてもらったといったところだったでしょうか?
その場所に行って、面談などもしてもらえるようでしたが、私の住んでいる場所から遠かったので面談は諦めました。(コロナの影響)
ですので、自分の住んでいる自治体で、相談サービスがないのか調べてみることにしました。
3自分の住む自治体や保健所の相談窓口に連絡してみる
私の住んでいる自治体では「広報」と言われる冊子を配布しています。
どこの自治体でもあるとは思うのですが、それと同時に年一回、健康に関する冊子も一緒にもらえます。
保健衛生なんちゃら…みたいなものです。
そのなかで「心の相談窓口」というのがありました。
私の自治体では、保健所内にあったのですがそこに連絡をすると、心の専門職の方に相談にのってもらえることになりました。
心の専門職といっても、民間のカウンセラーさんではなく、国家資格を持っている方です。
ただ、自治体としては無料の事業となるので、一人1回だけ、とのことでした。
そこで私は夫の話をし、公認心理師の方から「アスペルガーグレーだと思う」と告げられました。
そして「色々聞かせてもらったけど、離婚したくなっちゃうのも無理ないですよね…」とも言われました。
とはいえ…正式な診断を下すためには精神科の医師による診断が必要となるのです。
心理師さんには「本人に困り感があるなら、ぜひ受診をすすめてあげてほしい。そうでなければ、奥さんの方でどうするの考えてみてください。もし、奥さんから伝えるのが難しければ、ご主人の名前で予約していただければ、私たちからお話しすることもできます。」と言われました。「奥さんがすでにご主人に離婚を切り出されているのであれば、逆に連れてきやすいかもしれませんよ。」とも言っていただきました。
悩みは完全解決したわけではありませんが「ああ、やっぱりそうだったのか…」とわかったことが収穫でした。
面談は一人1回とのことで「ご主人と一緒に来てもらえれば三人でまた面談できる。」と話しがありました。
夫の診断はまだ受けていないのですが、それにはいくつか理由がありました。
一つには発達障害と診断されたところで、夫はなかなか変わらないのではないか?と思っていたのです。
それと夫自身がそのことにショックを受けて、会社に行かなくなり、収入が途絶えるリスクがあるのではないかと考えました。
それについてはまた別に記事にしたいのですが、結局は夫にどう対処すればいいのか?というところに焦点をあてるしかないのではないか、と考えていたからです。
その為に、また、発達障害関連の本をたくさん読んでいったのです。
この本が一番、私の心にはしっくりきました。
夫がアスペルガーと思ったときに妻が読む本。
私はこうして、発達障害の特性などを理解していきました。
本で知識を増やして、夫への上手い対応方法を見つけていくことができるようになっていきました。
もちろん、知ったからといってすぐに良い対応ができるようになるわけではありません。
それでも、何もせずにいるとただただ辛い日を長引かせてしまうだけなんです。
私は苦しくて仕方なかった。
そこから脱したかった。
そのために、発達障害をもっと理解しようと思いました。
「まず、知ること」から始めましょう。
知識をつけると、対応方法が自然に見つかるようになります。
あとは、その方法を実践してみて、検証していくことでどんどん良い対応ができるようになっていきます。
手間も時間もかかりますが、それがあなたが幸せになっていける第一歩になるのだと思います。
まとめ
- 大人の発達障害について理解を深める。
- 大人の発達障害 家族 相談 でネット検索をしてみる。
- 自分の住む自治体や保健所などの相談窓口に連絡してみる。
これらの順番を守る必要はありませんが、これだけのことをまずやってみて欲しいと思います。
やってみてもなかなかうまく対処できずにお困りの方、私の公式LINEから相談してみてくださいね。
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