発達障害の一つである「アスペルガー症候群」の夫を持つ女性に見られるのが「カサンドラ症候群」です。
夫とうまくコミュニケーションが取れず、とても苦しい状況に陥ります。
私も結婚して10数年経過し、ほんとうに辛くなってしまいました。
結婚前も若干の違和感はありましたが、結婚後どんどん大きくなっていき、不信感に変わりました。
何度も何度も悲しみを訴えても、まるで応えてくれない夫。
感情を爆発させないように気持ちを抑えて、冷静に話をしても全然受け止めてもらえませんでした。
一緒に暮らしているのに、心が通じ合えない孤独感が募り、さらには体調不良まで。
今、このブログを読んでくれている方も、きっと同じような悲しみをかかえていらっしゃるかもしれません。
そこで、私がカサンドラ状態を脱するためにやってきたことをご紹介したいと思います。
全てが思い通りになるわけではありませんが、パートナーを許せるようになり、この人と一緒に居ても悪くはない、と思うようにまでなれました。
【カサンドラ症候群】苦しい状況から脱するためにしたこと
①人はそれぞれ違う生きものだと認識し「違い」を学ぶ
まずパートナーとの大きな違いは「性別」です。
男性と女性で、脳が違うとも言われています。
夫に相談した時にいつも「否定的」な言葉を言われることが多かったです。
だから私はいつも夫に「否定されている」と感じていました。
それは危機意識の強い男性脳は「問題」が起きない限り現状維持を望む、という性質がさせていることのようです。
でも、そのことを知らなかった私は「いつも私に賛同を与えてもらえない」=「私は愛されていない」と感じるようになっていきました。
話しを聞いてくれない、私の気持ちが通じない、受け止めてくれない…どんどんそんな思考になっていき、離婚を切り出しました。
しかし勉強をしていくと、それはそもそもの「男性脳」と「女性脳」の「違い」であるという事がわかりました。
そうした「違い」を知っていくことで、楽になっていけたのです。
【カサンドラ症候群】苦しい状況から脱するためにしたこと
②発達障害とコミュニケーションの取り方について学び、それを実践する
発達障害の性質については書籍で学びました。
こちらの記事を参考にしてみてください。
自分の夫にはどんな傾向が強いかということが、本で学ぶと見えてくるようになります。
そして、その傾向に合わせてどういう話し方をすれば聞いてもらえるのか?ということを試行錯誤し実践してみたのです。
その実践の結果、上手くコミュニケーションが取れた時のやり方を、踏襲することが大切です。
もちろん、パートナーの体調が悪かったりすれば、以前うまく行ったやり方では難しいこともあります。
でも5回中5回がダメ…という状況から5回中3回はうまく行く、となれば、少しづつこちらの気持ちが明るくなっていきます。
心が通じるような体験が重なってくると、夫を許していけるようになりました。
【カサンドラ症候群】苦しい状況から脱するためにしたこと
③自分自身をもっと理解し、好きなこと、興味のあることをやってみる
夫と気持ちが通じないし、いつも否定されているような気がしていて苦しい日々が続き、カサンドラになりました。
夫とこのまま暮らしても幸せになれる気がしなかったのです。
でも、そうすると経済的な自立が必要だな、と思いました。
どうやって経済的に自立をすればいいのだろうか?と悩みました。
専業主婦だった私は「自分には何もない」と思っていたからです。
そこで私は、なにかを学んだりすることが好きだったな、と思い出しオンラインでの学びを始めました。
ちょっと金額は大きかったのですが、思い切って契約をしてみました。
お金の面で心配でしたが自分の興味のある学びを進めていくことで、不思議に元気がでてきました。
なぜだと思いますか?
「誰よりも大切な私」のしたいことを自分にさせてあげたのです。
自分にお金をかけて、好きな事をさせてあげることって、実は自分自身の歓びにつながっていくのです。
妻となり、母となり、自分より家族のために自分の優先順位は一番最後。
そうして本当の自分の気持ちや、やりたいことを脇において生きてきました。
たまには「がんばってきた自分」を労ってあげてもいいのではないでしょうか?
どうしても専業主婦だと、自分にお金をかけてあげることに少々の罪悪感を感じることがあるかもしれません。
でも、あなたは家族に貢献しているのです!
アスペルガーのパートナーは「感謝」とか「労い」とか…悲しいことに無いですよね。
それであれば、自分で自分を「労って」あげていいじゃないですか!って私は思うんですよね。
そうすることで自分の心を満たしてあげてほしいです。
まとめ
【カサンドラ症候群】苦しい状況から抜け出すためにした3つのこと
- 人はそれぞれ違うものだと認識し「違い」を学ぶ
- 発達障害とコミュニケーションの取り方を学び、実践する
- 自分自身をもっと理解し、好きなこと、興味のあることをやってみる
ぜひあなたも試してみてくださいね。
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